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ガイソー沼津店

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ガルバリウム鋼板屋根のメリットとデメリット

2019.12.16
 こんにちは!

ガイソー沼津店の佐野です!


ガルバリウム鋼板は屋根リフォームで人気の屋根材です。

特に、スレート屋根のカバー工法や瓦屋根の葺き替え工事で用いられることが多く、近年爆発的に普及するようになりました。

しかし、屋根リフォームで初めて、ガルバリウム鋼板を知る人も多く「どんな屋根材なの?」「本当に良い屋根材なの?」と疑問に感じる方も少なくありません。

この記事では屋根リフォームでガルバリウム鋼板を使用する際に知っておくべき基礎知識についてご紹介します。

ガルバリウム鋼板とは?





ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%から成る、アルミ亜鉛合金メッキ鋼板です。

「どういうこと?」と疑問に感じる方もいらっしゃると思うので、他の屋根材と比較をしながら、ガルバリウム鋼板の特徴を見て行きましょう。


ガルバリウム鋼板の特徴と屋根材の特徴

ガルバリウム鋼板は金属屋根です。金属屋根で代表的な屋根材は「トタン」です。

ガルバリウム鋼板とトタンの大きな違いは屋根材表面に施されたメッキの成分構成が大きく異なります。

身近な金属屋根としてホームセンターでも売られているトタンは「亜鉛メッキ」により表面処理がされています。

一方で、ガルバリウム鋼板の表面処理は「亜鉛とアルミニウム」合金メッキが使用されています。


ガルバリウム鋼板は従来の亜鉛メッキにアルミウムを合金(混合)させることで、錆に強くなり、耐久性を大幅に向上させた屋根材です。


ガルバリウム鋼板の成分構成などは覚える必要はありませんが、従来のトタン屋根よりも耐久性と防錆性を大幅に向上させた屋根材と認識しておくと分かりやすいです。



ガルバリウム鋼板屋根のメリット

ガルバリウム鋼板は金属屋根です。板厚0.35mmの板材で屋根材の中でも非常に薄いのが特徴です。

このようなガルバリウム鋼板の特徴を踏まえて、メリットとデメリットについてしっかりと理解することが重要です。

まずは、ガルバリウム鋼板のメリットについて具体的に見て行きましょう。


耐久性が高い

ガルバリウム鋼板は耐久性が高いのが特徴です。

ガルバリウム工法は「亜鉛とアルミニウムの合金メッキが使用されているため、従来のトタン屋根のように錆が発生することはありません。

そのため、耐用年数(耐久性)が40年〜50年と非常に長期的なのが特徴です。

スレート瓦の耐用年数が25年〜30年、トタンの耐用年数が20年〜25年ですが、ガルアリウム鋼板の耐用年数は非常に長期的なのが分かるかと思います。

このようにガルバリウム鋼板は耐久性が高いのが特徴です。


費用対効果が高い

ガルバリウム鋼板はメンテナンスフリーの屋根材で屋根塗装の必要がありません。

一度ガルバリウム鋼板に葺き替えると、40年〜50年はメンテナンスを行いません。


そのため、屋根塗装などの将来的なメンテナンス費用が発生しないため、費用対効果の高い屋根リフォームを実現することができます。


耐震性が高い

ガルバリウム鋼板は耐震性能に優れているのが特徴です。

ガルバリウム鋼板の1〜3mmほどの鋼板です。

そのため、非常に軽量で、その軽さは日本瓦の1/10ほどです。

日本瓦からガルバリウム鋼板に屋根を葺き替えた場合、屋根の重量を大幅に軽減され、建物の重心が下がるために、建物全体の耐震性能が向上します。

特に、築年数40年〜50年が経過した木造住宅は老朽化も進行しているために、ガルバリウム鋼板に葺き替えることで建物への負担を軽減することができます。


施工性が高い

ガルバリウム鋼板はメッキが柔らかく、複雑な折り曲げ加工も可能です。

そのため、屋根の形状を選ばずに施工することができます。


ガルバリウム鋼板屋根のデメリット

断熱性が低い

ガルバリウム鋼板は他の屋根材と比べて断熱性能が低いのがデメリットです。

日本瓦やスレート瓦は粘土やセメントが使用されているため、素材としての断熱性が高いです。

しかし、ガルバリウム鋼板は基本的に金属板のため、熱伝導率が高く素材自体に断熱性はありません。

そのため、ガルバリウム鋼板を施工する際は、屋根裏に断熱材を施工するなどの、断熱対策が必要になります。

ニチハの横暖ルーフに代表されるは断熱材とガルバリウム鋼板が一体となった製品もあります。

このようにガルバリウム鋼板を使用する際は、断熱対策も含めて検討することが重要です。

防音性が低い

ガルバリウム鋼板は金属屋根のため、防音性能が低いのが特徴です。

ニチハの横暖ルーフなどの断熱材が一体になっている製品を選ぶと防音対策につながります。

また、施工後どうしても気になるようであれば、追加工事で屋根裏にセルロースファイバーと呼ばれる断熱材を入れることで改善できます。

 

ガルバリウム鋼板屋根が屋根リフォームで普及している理由




ガルバリウム鋼板は、材料費が安価にもかかわらず、長い耐久性を持っているため、スレート屋根のカバー工法や日本瓦の葺き替え工事などで人気が高い屋根材です。

しかし、新築住宅では使用されることはなく、一般的にまだまだ認知されていない屋根材です。

なぜ、新築住宅で普及しないのかと言うと、コロニアルやカラーベストなどのスレート瓦よりも施工ができる会社が少ないからです。

現在、日本の新築住宅の7割の屋根にスレート瓦が使用されますが、スレート瓦は施工が容易で施工できる業者も多いです。

また、屋根は瑕疵担保にあたる10年が経過さえすれば責任が免れるため、最低限の屋根材で良いと考えられているからです。

そのため、ガルバリウム鋼板は新築住宅では普及していないのが現状です。

このように屋根リフォームのタイミングで初めて、「ガルバリウム鋼板」を知る施主様も多く「本当にこの屋根材は大丈夫なの?」「信用できるの?」と不安に感じる方も多いです。

価格、耐久性、メンテナンス性どれをとってもバランスが良く、費用対効果を発揮できる屋根材のため、ガルバリウム鋼板は屋根リフォームで主流の屋根材として定着するようになりました。


ガイソー沼津店でも多くのガルバリウム鋼板でのカバー工法をさせて頂いております。

何かご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせくださいね!


最後まで閲覧いただきまして有難うございました!
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